第35回 JR Artbox 2016年12月1日- 2017年2月28日
モビールや光を通して常に変化するフレームの中から
自分自身が映り込む《偶然からの物語》と出会ったその「瞬間」を発見する。
そこに重なるように映り込むのは、撮影するときの瞬間を表わす日韓のオノマトペ
「パシャ」と「찰칵」。
その光の記憶が指定のウエブサイトにアップされることで、
この空間は記録の場になると共に自分の表現の場ともなる。
わたしたちは「いま、ここ」で、「なに」を感じて写真を撮るのか、
そして撮られた写真をどのように見ているのか。
言葉やイメージに込められた形と音、撮る行為と写された画像、
両義性を表わすその意味との関係について考える。
応答するそこから普段見慣れた普通の場所が、
特別な「フォトスポット」となる。